ゴムの感触：お嫁においで～♪：SSブログ

	ブログをはじめるログイン

ゴムの感触 [編集]

今朝は、晴れで暖かで、こりゃ嬉し。

なんとなれば、半袖で出掛けられるからである。

昨日は、朝は寒かったけれど、昼から晴れて暖かくなったので、夕方から始まる新橋の句会も、半袖で出かけられた。

なはは～♪

これでいいのだ！

まだまだ半袖で頑張らなくっちゃな。

今年は、秋があるんだか、来てんだか分かんないから、お洒落な連中は戸惑っていることだろう。

ミローザマッチ！

半袖でいいの、半袖でっ！

立冬まで半袖っ！

　　　　　ｸｯｿ・・・

今朝は、４時５０分にお散歩に出かけた。

雨で２日つぶれたので、３日ぶりである。

たった２日空いただけだけど、日の出がずいぶん遅くなった気がする。

家出するころは、東の空がうっすら黒明るいぐらい。

いつもより、たまたま早く出たからかもしれないけど、３０分近く歩いてもまだ車がライトを点けて走っていたから、実際、少しは遅くなっているのだろう。

いつを基準に、と聞かれても困る。

何となくである。

んでも、やっぱ夜明けはいいなぁ。

今朝の日の出は、金谷と池上の間の細い道から眺めた。

といっても、家々の後ろの空が金色に輝いているのを見られたばかりで、お天道様を直接拝めたわけではない。

それでも、なんつか、こー、神々しいかんじね、

　　　　　さぁ、やるぜぃ！

みたいな、それがいい。

午前中はお出かけして、帰りに家賃を払って来た。

そすて、ゴマちゃん不動産の向かいの駄菓子屋さんで、ゴムボールを買った。

これは、家の中で一人で遊ぶためである。

どーやって？

壁にぶつけて、戻ってきたボールを取る。

という遊びである。

小学生のころ、近所の家の塀でよくやったではないか。

これを、今までテニスの硬式ボールで遊んでたんだけど、家の中の壁にぶつけると、

　　　　　ぼこっ！

と激しい音がして、家が崩れかねない。

んだもんで、ゴムボールに替えることにしたのだった。

はじめはスーパーボールといって、もっと小さなボールで、バウンドしたあとどこに帰って来るのか分かんないものがあったよね。

それを買おうと思っていた。

そいつで、動体視力を鍛え、足腰を室内で鍛えようというのである。

ほいたら、ゴマちゃん不動産のタケちゃんが、

「スーパーボールは、テニスボールよりもっと硬いじゃないですか。壁によくないっすよ。ゴムの野球ボールがいいんじゃないっすか？」

というのでそれにしたのだった。

バウンドがどう変わるかも分かんないところにスーパーボールの魅力があり、それに反応することによって、すばやく動けるようにしたいと思っていたのに、である。

「動体視力筋力アップはどした？」

とも言われるだろう。

このゴムボールいろんな色があるので、駄菓子屋のおばさんに、

「どの色が、いかね？」

と聞くと、

「青は暗くなっちゃうと見えなくなるから、黄色がいいわよ。夕方でも見えるから」

というのでそれを買った。

これも言われるままだった。

１２５円だった。

家に帰ってきて、壁に投げてみた。

ゴムボールは、

　　　　　ぼゎっ

という鈍い音を立てて、玉ねぎが転げたように、どろどろと転がって来た。

動体視力でも運動神経でもなく、これで一体何を鍛えようというのだろうか。

　　　　　ぼゎっ

何回やっても同じである。

どの壁に当てても、天井に当てても同じである。

床にたたきつけると、その力の半分位の高さまでしかボールは戻って来ない。

鋭い高さも変化もへったくれもない。

　　　　　ぼゎっ　ぼゎっ　ぼゎっ

とうなだれつつ、床にボールを叩きつけては捕まえてると、さっきタケちゃんが言っていた言葉を思い出したのだった。

「屁ぇさ～ん、動体視力って、いくら頑張っても取り戻せませんよ」