『われ中！』２　～あおばばばぁちゃん式解決法：お嫁においで～♪：SSブログ

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『われら中年ちょっとだけ探検隊!』　尾羽.. ｜『われ中！』３　～名札はエライっ！ブログトップ

『われ中！』２　～あおばばばぁちゃん式解決法 [編集]

お祭り初日は金曜日だとて、日中はヒマだったというが、そこはほれ、名にし負う葉長さ・・・鼻が差・・・花笠祭りである。

夕暮れとともに、どんどこ人が増え、『われら中年ちょっとだけ探検隊!』の持ち場である、テントの中も忙しくなってきた。

山口食堂はラーメン屋さんで、普段は２０人も入れば超いっぱい、っつお店である。

すかそ、この花笠祭りの時に限って、お店の他に、自分たちの居室である奥座敷を解放、店の前の駐車場にはブルーシートのテントを張ってテーブルを並べるので、７～８０人のお客さんで埋まっちゃうのだ。

われわれちょっとだけ奉仕隊は、注文取りに始まり、かき氷を削り、生ビールをジョッキに注ぎ、コップを洗い、器を濯ぎ、ラーメンの器を下げ、テーブルを拭き、灰皿をセットし、かあいー姉ちゃんには特別製エロ光線を浴びせ、伝票を書き、集金をし、計算を間違え、注文を間違え、ご免なさいを何十遍も叫び、その腹いせに生ビールをがぶすこ飲んで、何が何だか分かんないうちに時間は過ぎて行くのだった。

明りを灯した神輿が、掛け声とと共に通り過ぎて行く。

何度も言うように、蒸し暑かった。

ところが、外の洗い場は井戸水を使っているので、

　　　　　おひぇ～～～♪

という位、冷たい。

んだもんで、洗い物がちっとも苦にならない。

っつか、一生ここで洗い物していたいっ！

と思うほど冷たくて気持ちがいいのである。

洗い物しながら、

「なんかよ、この井戸水気持ちいいじゃんけ。なんつか、この中に、コーモンひたしてみたい、みたいな♪」

と隣で器を濯いでいるあおばばばぁちゃんに言うと、

「すればいいじゃん」

との返事。

「あ～、一生のうちにキムタクに一度でもいいから会いたいなぁ～♪」

ってつぶやいた時、

「会えばいいのよ」

と言われるのと同じである。

あおばばばぁちゃんの中では、激しき難問がかくのごとくいとも簡単に解決してしまうのだ。

「アメリカに行ってみたいな～」

「行けばいいのよ」

で、すべて解決するのだった。

一方、珍辰は、仕事するふりしながら、生ビールのサーバーにかじりついて、生ビールをあおりまくっている。

「うひひ、これですよ、これ！　生ビールにかぎりやすなぁ、この暑さでは！」

『われら中年ちょっとだけ探検隊!』の隊長であることなどすっかり忘れ、ただただ自分だけの生ビール世界に浸っているのだった。

「今年はよ、あのTバックの姉ちゃん達、来ねね」

前回、手伝いに来た時、３０代のTバック丸見えのお姉ちゃん達が、テントで夜遅くまで飲んでいたのである。

こんな嬉しい風景はない。

なにしろタダで、えも言われぬ風景が拝見出来るのである。

その姉ちゃん達の姿が今年、見えない。

こんな寂しいことはない。

すると、

「Tバックなんて今時、流行ってないのよ」

と、これもあおばばばぁちゃんの即断・決断・ご英断である。

珍辰が涙目になっている。

あおばばばぁちゃんにとって、世に解決できない問題は一つもないのだった。

午後１０時ころにはお客さんもいなくなった。

後片付けの後、山口食堂でたらふくご馳走になり、午前０時すぎ、すぐ近くの宿に戻った。

まだ飲み足りないような気がして、宿の自動販売機で缶ビールを買ったのだけれど、一口飲んだだけで、珍隊長も屁散人も深い深～い眠りに、唇を合わせながら落ちたのでした。

　　　　　（続く・・・かなぁ）

★なんとまぁ、今朝も汗まみれのお目覚めでした。

んでも、夜が明けるに従って、湿度は低くなって来たようね。

昨日はどういうわけか、おサンポしてても腰が痛まず軽く、ときおり走ったりすることが出来た。

なんとか今日も持ちこたえて欲しいものだ。

腰痛を起こさないと、気分も体も軽くなるもんね。

と、今日もなんとか持ちこたえてくれた。

ヴェルニー公園の端から端まで止まらずに走れた。

当面は、１キロをノンストップで走ることを目標に。

体に少しでも違和感を感じたらすぐにやめること。