穴だよん
うっすら靄がかかった朝。
日があって、暖かだなぁ。
川崎の実家では、朝聞こえてくるのは、烏の鳴き声くらいなもんだけど、屁見はウグイスやらコジュケイやら何やらかやら、あちこちかしましい。
川崎の方が都会ながら、し~~~~んとしていて、じつに静か。
都会だからうるさいっつことではないんだなぁ。
実家の下水道工事も、どーやら今日で終わりそう。
下水道っつのは意外に深くホルモンで・・・掘るもんで、大人の男の腰ぐらいの深さまで掘りあげる。
イモは、
「へぇ~、こんな地層を見るのは滅多にないことだ!」
と妙な所に感心して、デジカメで撮影している。
ま、確かに、自分ちの地面がそんなに深く掘り起こされるのを見るのは初めてなので、面白いといえば面白い。
日常が非日常になって、非常事態みたいな状態が、日常でない状態になるのである。 ←何言ってんの?
いつも見慣れている風景が、穴(正確にいえば深い溝)が掘られることによって、まったく異次元の風景になるのだった。
もし、「決まり切った日常」に退屈している人がいるのなら、自分ちの前に大きな穴を掘ってみればよい。
悲しいこと、苦しいことがあるのなら、人んちの庭に穴を掘ってみればよい。
眠れない夜があるならば、穴を掘り抜いてみればよい。
穴~♪
いい響きだなぁ。
先日、武田鉄矢主演の「降りる生き方」(だったっけかなぁ)という映画を観た。
あらすじを書くのが全く不得手なので、それは省くことにして、最後の方で、鉄矢がお百姓のおっさんに、
「お願いがあります。土地一坪をください」
「何すんの?」
「はい、自分の墓を建てようと思います」
というシーンがあった。
斜面を垂直に切り落し、地面を少し掘って、そこに鉄矢が座る。
墓石なんかはもちろん、ない。
前には2本の竹筒があり、そこに花がさしてある。
自分のお墓である。
自分のお墓に、自分が座る。
鉄矢がこの時、お酒を飲んでいたかどーかは記憶にないけど、
あ~、いいなぁ~♪
と思った。
屁散人は、いったいどこに自分の墓を掘るのだろう。
屁見なのだろうか。
そこは、自分のついの棲み家である。
それは見つかるのだろうか。
自分の墓に座って、お酒を飲んだら、どんなに気持ちいいことだろう♪
あ~、掘りたいっ!
自分のお墓を掘りたいっ!
そこで飲みたいっ!
地面に穴を掘って、そこに座って飲みたいっ!
自分のお墓から見る現世は、どんな風景なんだろう。
自分のお墓探し
これだな。
一つの目標が出来たようで、なんかわくわくする。
どこに自分の墓を掘ろうか。
だな。
いひひ。
だな~♪
昨日のお貯め(目標金額:69,800円! TEACのオーディオを買うのだ!)
・投入~♪=326円~♪
・あと~♪=32、606円な~りぃ~♪
屁見庵から見る今朝の柿。なんとも鮮やかな黄緑だなぁ。
2010-04-21 08:41
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