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あいさつは忘却の元


今朝、ゴミ出しのついでに、屁見庵への階段の段数を数えてみた。

引っ越してきた当初、何度か数えたことがあり、その時は、185段であった。

登るのにかかった時間は4分だった。

んで、えっこらひっこら登りながら数え、あともうちっと、っつところで上からおじさんが降りてきた。

あいさつしないわけにはいかない。


「お屁よごぜーますだぁ♪」


と言った瞬間、今何段目だったか忘れてしまったのだ。

確か、170・・・7段だっけ?

えー、180段・・・だっけ?

もう、思い出すことは出来ないと思い、178段くらいだっただろうと、適当に数えたら、187段だった。

3年前より2段増えたのである。

時間は3分だった。

ごく普通に登り、階段が2段増えたのに、当初より1分短縮している。

それだけ脚が強くなったっつことだろう。

ま、すかそ、途中の「忘却」入りだから、階段の数は信用できない。

もう一度数えなおさなければならない。

ただし、人とすれ違わない時間を狙わないといけない。

んでないと、あいさつした瞬間、数を忘れてしまう可能性がある。

つか、じぇ~ったい忘れる自信があるのだった。

この階段では、知らない人でもみなあいさつするのだった。

それはいい。

屁散人もここに来てから、積極的にあいさつをするようになった。

んが、階段の数を数えるのにはちと困るのである。

誰も屁散人が数勘定をしてるなんて思わないから、あいさつコイてくる。

コカれた瞬間、数を忘れてしまうし、コイた瞬間も同じなのである。

一番いいのは、


     い~ち に~ぃ さぁ~ん し~ぃ・・・


と声を出して数えることだが、気弱屁散人にそんなこと出来るわけがない。

カウンターを使う手もあるが、この階段のためにわざわざ、んなもん買うなんて「ヤ」である。

最後に残された手段は、


     人に数えてもらうこと


である。

すかそ、一人では数を間違える可能性があるので、少なくとも数人の実証者が必要である。

問題は、誰がそれをやってくれるか、だ。

用もないのに屁見庵まで登って来る人はいないし、


「よー、酒いっぱいおごっからよー、階段の数勘定やってくんねかね?」


と頼むのもバカバカしい。

階段の数なんか分かんなくても、一生極楽安泰に暮らせるから、そんなことのために人にお酒を飲ませるなんつのは、ビンボ街道に自ら飛び込んで行くようなものである。

んなら、自分で数えて、自分で飲んだ方が、合理的かつとても優れている。

精神衛生上もこの上なくよろしい。

そーすっと、最後の手段は破棄ということになり、


     振り出しに戻る


っつことになる。

で、思いついたのが、


     午前3時の階段数え


である。

午前0時とか1時とかは、酔っぱらいが登ってくる可能性がある。

これはたちが悪い。

午前4時だと、そろそろ起きてくる人がいるし、新聞配達のおいちゃんも登ってくる。

つーと、一番安全かつ確実に人に合わないで数えられるのは、午前3時っつことになる。

この時刻に決めないわけにはいかない。

これしかないだ。


     すかそ・・・


と思うのである。

階段の数かぞえのために、なぜそんなに早起きしなくちゃならないんだろ。

階段の数が分かったら、なんか良いことがあるのだろうか?

階段の数をかぞえたら、横須賀市から表彰されるのだろうか?

数を知ったら、若い女の子が・・・。

も、やめよ。

なんか、悲しくなってきた。

あ~あ。

にゃのだった。






屁見庵 002.JPG

今朝の屁見庵からの眺め。2階の窓から京急方面ね。






タグ:階段 屁見庵
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あおばばばぁちゃん

十段ごとにペンキで印をつければいいと思うけど。
すれ違うひとは何かの作業だと思って、邪魔しないんじゃないかな。

焼酎を提げて階段数えに来てくれるひとを
大々的に募集すれば、わんさか参加者がいるでしょう。
但し、若い女の子は来ないと思う。

by あおばばばぁちゃん (2009-12-01 18:12) 

屁散人

→あおばばばぁちゃん

な~りほどぉ~、そーすりゃ、数え間違いが減るな。
検討しておきましょう。
まぁ、何度か数えて、一番多いのを正解にすればいいのだけどね。
なかなかなぁ・・・。

by 屁散人 (2009-12-02 08:28) 

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