横金魚
雨模様でございますな。
こうして書いていても、膝小僧が冷たくなって来る。
毛布とコタツ布団を掛けて寝ているのだけれど、昨夜はちと寒かった。
ちゃむいよ、ちゃむいよ~、と泣きながら丸くなっておりましたとさ。
昨日のお昼、ふと水槽に目をやると、3匹のうちの1匹が横になって底に沈んでいた。
今まで金魚を飼ったことがないので、どーしたらよいか分からない。
水槽を覗いてみたら、まだ呼吸をしていたので、急いで豆腐の空き容器に塩と水を入れ、金魚をすくって入れてみた。
この方法正しいかどーか、さっぱり分からぬが、なんかで見たか聞いたかしたやり方である。
大体、この金魚が病気なのか、寿命なのか、腹減ってもうダメなのかも分からない。
容器に移した金魚を見ると、オレンジと白の体はとても綺麗で、ぴんぴんと張りがあり、皮膚病なんかではなさそうだ。
早速、ネットでどーしたらよいかを探してみるが、適当な答えは見つからず。
というところで、
のっ!
と気が付いた。
さっき豆腐容器に入れた水は水道水そのまんまであった。
金魚の水は、置き水したものと、水槽の水とを合わせなければイケナイらしい。
んだもんで、ペットボトルにいつも入れておいた水と、水槽の水を合わせ、そこに金魚を入れ替えた。
もちりん塩も入れた。
そうして1時間後・・・。
金魚は、相変わらず容器に横になったまま。
塩の水にあんまし長く入れておいても悪かろうと、水槽に戻すと、勢いよく水に潜った。
んが、勢いがよかったのはそこまでで、あとはゆらゆらとしている。
尻尾を下に縦になっていることもあるので、あるいは回復の兆しかも、とも思えたが、やはり、いつの間にか横になってしまっていた。
昨夜は、新橋で句会があった。
んだもんで、夕方、家出する時に水槽を覗くと、金魚は底の方で横になり、すでに昇天しているように見えたが、ゆっくりとエラを動かしていた。
今晩がヤマであろう、と思われた。
んで、夜11時半に帰宅して金魚を見ると、まだ生きていた。
出かける前よりも、もっとエラの動きがゆっくりになってはいたが、生きていた。
そうして今朝見ると、底に沈んだ金魚を、2匹の金魚が守るようにして囲んでいた。
よーく見ていると、数秒に一回くらいの、エラが動くか動かないくらいの、幽かで静かな呼吸になっていた。
今、水槽を見て来た。
位置を移動していたから、まだ生きているのだろう。
でも、じ~っと見ていてもエラは動かない。
さてもうご臨終であろうか、と思った瞬間、カレイが砂を打って動き出すように、横になったまま体を一度波打たせた。
そしてまた動かなくなった。
あの動きが、この世との最後のお別れだったのだろうか。
と思っていたら、もう一度体を波打たせた。
命をまだ使いきってないのだな。
水槽から出すのは、使い切ってからにしよう。
そう決めた。
お体重セット(目標:朝の腹ペコ体重=64キロ 7月5日開始)
昨夜の満腹体重=67.9キロ(当初70.8キロ比 -0.9キロ)
朝の腹ペコ体重=66.3キロ(当初68.5キロ比 -2.2キロ)
第3弾 昨日のお貯め(日本国語大辞典購入!目標47,250円 8月31日開始)
お投入=487円~♪
ご累計=20,627円~♪
昨日の屁見庵からの眺め。青く見えるのが横須賀本港。
もう、2週間以上海の匂い嗅いでない。いつになったら行けるようになるかなぁ・・・。
2010-10-28 10:23
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コメント(2)
身体が丈夫だったころは
熱帯魚も金魚も飼っていましたが、現在は飼ってません。
でも、情景が浮かぶようで描写に感動いたしました
「命」は儚いものですね
by てつろ。 (2010-10-28 17:29)
→てつろさん
お久しぶりです!
この金魚、餌も何もやらなくていい、というので引き受けることにしたんです。
その通り、藻が2本だけで、8月から1度も餌をやってないのに、フツーに生きてました。
んでも、昨日、底に沈んでいるのでビックリしてあれこれしたんですけど、やっぱりダメでした。
それでも、小さな金魚でも、堂々としてて気品があった、透明感みたいなものがありました。
今はまだ水槽の中に入れてあります。
明日、埋めてやろうと思っています。
by 屁散人 (2010-10-28 18:16)