寝肥り妖怪伝説
「○○さん、見に行かね?」
と珍辰が言う。
「べ~つにぃ~」
と屁散人が、明るくほがらかいっぱいに応える。
○○さんとは、妖怪、
寝肥り
のことである。
今、横須賀美術館では「日本の『妖怪』を追え!」っつ企画展をやっているのだ。
妖怪なんぞに興味がないので、見に行きたくはないけれど、
○○さん
と言われれば、見に行かないわけにはいかない。
珍辰が、別の美術館でも妖怪展を見たとき、あ! 紛れも無き、
○○さん!
と確信したというのだ。
見ないわけにはいかない。
と……。
「あった、あった~、これこれ♪」
と珍辰が小躍りしている。
見れば、○○さんと思しき(美しい)女の人が、自分の右腕を枕に布団の上に(美しく)横たわっている。
下半身は掛け布団がかかっているので見えないけれど、上半身はその豊満な、(美しい)豊満豊満豊満ホーマン乳房をこちらに向けてたらりんちょ♪
「な、屁散人、これって○○さんと言うしかありえねーじゃなくね」
うむむむ~、確かに、この自堕落な(美しい)感じ、流れ出る(美しい)乳房雪崩れ、これこそ○○さんそのものではないか!
んだけれど、
「ここに書いてある文章な、これを解読して、○○さんに突きつけてやるのだ!」
珍辰は○○さんに、激しき恨みを抱いているよーだ。
なんせ、妖怪展をはしごしては、○○さんを見出して喜んでいる。
つか、珍辰は国文科を卒業していながら、崩し字を読めないことを、嫁無いのだ。
は?
嫁無いのだった。
娘は二人いる。
○○さんの名前を、じぇ~ったいばらすこととはできぬ。
それは、あめさん!だからだ。
ア……。
んでもって、帰りはなんと、横須賀中央のユニアカで、珍辰は屁散人のズボンと長袖シャツを買ってくれたのだ。
った!
「あのね、このお人形さんのコーデネートでど~お?」
と珍辰は言う。
どこでもそーだけど、こーゆーお人形モデルに服を着させて、
んなかんじでど~ぉ?
っつ具合に、お人形さんが立っている。
黒っぽいズボンに、紺色のジーンズ系長袖シャツを着ている。
「お~、これっていいんでなくね?」
と試着室に入ってみればドンピシャ!
お人形さん上下的屁散人が、ルンルン的に完成したのだった。
すかそ、珍辰がなぜ屁散人にズボンを買ってやろうと思ったのか。
んんんんん~~~~?
でありますが、屁散人の最終的な結論(まぁ、結論は最終的に決まってるけど♪)を述べれば、
屁散人のあすこが度外れのビビビンチョであり、かつ、
屁散人が、かあいーから♪
これに尽きますなぁ~。
ね~ん♪
横須賀美術館は、建物の中1階にお洒落なレストランがある。
ステキなあの人と来るにはぴったりなのねん♪
美術館側から見ると、おーーー、海だ!
右上に見えるのは千葉でありますよ。
三浦半島と千葉はすんげ近いのね。
第9弾 昨日のお貯め(○○を買おう! 8月16日開始)
お投入=173円~♪
ご累計=402円~♪
■昨日のあんよの歩き(目標1時間以上!)
1時間20分
・横須賀中央→汐入→(浦賀道)→屁見庵 ←これを2度歩いたよん