15分間の怪
弦楽四重奏というものを生で聴いたことがなかったので、23日(土)、汐入のヨコスカ・ベイサイド・ポケットへ聴きに行った。
ジャパン・ストリング・クヮルテットのコンサートで、演目は、1部・モーツァルト「弦楽四重奏曲第12番」、ドビュッシー「弦楽四重奏曲ト短調」、2部・ベートーヴェン「弦楽四重奏曲第13番」である。
聴いたことのない曲ばかり。
メンバーは、第1バイオリン久保陽子、第2バイオリン久合田(くごた)緑、ヴィオラ菅沼準二、チェロ岩崎洸。
どの席を予約していたのかすっかり忘れていたが、なんと最前列だった。
やや右手に4人を見上げる席である。
明るいモーツァルト、重厚複雑に絡み合うドビュッシーは、初めて聴くにしては違和感なく、演奏者のアイコンタクトもハッキリ見えたりして面白かったのだが、問題が起こったのは、1部が終了して2部までの15分間であった。
屁散人は、どこへ行くでもなく、静かにホールの席に座っていたのだが、
あれ~?
なんか体が変……。
今まで味わったことのないような違和感だ。
顔が火照るような感じがする。
左頬に触ってみると、痺れたように感覚が薄い。
さらに肩から指先にかけて脱力感があり、太ももも触った感触がない。
血圧が上がったのだろうか?
いつもなら、血圧が上がりすぎると、脳内でプチッと切れた音がして、その後、ザザザーーッっと血液が肩のあたりをざわめき、掌、足の裏が汗びっしょりになるのだが、今回は違う。
頭の左がジンジンし、左半身だけ痺れたような、だよよ~~んとした感じに襲われたのだった。
口の奥へ向かって、酸っぱいような味がする。
これも左側だけだ。
果たして第2部を聴き通すことが出来るのか。
指をもみ、臍下丹田呼吸を試みるが、一向にだよよ~~んが収まる気配がない。
演奏の途中でひっくり返ったりしたら、演奏者にもほかのお客さんにも迷惑をかけちゃう、どーしよー、と不安におののきながらも、優柔不断に第2部に突入。
結果的には、何事もなかったものの、せっかくの演奏はほとんど上の空。
おまけに終演後、席から立ち上がって歩きだそうとしたら、足が動かないではないか。
左足がだよよ~~んとなって、言うことを聞いてくれない。
上に持ち上がらない、足の着地がきちんとできない。
意思通りに足が動かず、バランスが崩れてしまうのだ。
右半身と左半身の動きがバラバラである。
別の生き物のようでさえあった。
壁を手で伝いながらようやくロビーまで移動し、椅子に腰掛けた。
係員に救急車を呼んで貰おう、と思った。
が、まだそれほどでもない、という気もした。
ゆっくりゆっくり会場をあとにし、手すりにつかまりながら階段を上り、デッキを歩く。
しかし、これ以上歩くのはムリ、とタクシーで屁見に戻る。
脳梗塞……
ではないか、と思った。
これからどーなるのか。
屁見庵にようやく戻り、2階へ這って上り、何も食べずに午後6時には床についた。
翌朝(昨日)、13時間は寝たのだけれど、体は一向に回復の兆しを見せてくれていなかった。
左半身に軽い麻痺があった。
左足が、すぐにつまづく。
足が自分が思ったよりも上に上がってないからだ。
庭のヨモギを摘み、大鍋で茹でてヨモギ茶を作る。
午前9時から12時半ころまで、また寝る。
昼食後、午後4時前から2時間ほど寝る。
すると、なんと、不思議に左足が軽快しており、違和感はあるものの、フツーに近い形で歩くことができたのである。
左手や左顔の痺れもほとんどなくなっていた。
夜は、9時半に就寝。
昨日は、んだもんで17~18時間は寝たのではなかろうか。
で、今朝、あの186段往復のゴミ出しが出来た。
汐入のダイエーに歩いて行って、買い物をすることが出来た。
なんつたて、60歳以上のカードは、5のつく日はポイント5倍出しである。
行かないわけにはいかない。
丸一日寝たあとの買い物はさすがに疲れたけど、何とかかんとか常態に近い体にはなってきたようだ。
すかそ、油断は禁物。
みんなに言われる前に、「しばらくは」、
お酒、御法度べん!
ということにしたのだった。
べん♪
先日、屁さしぶりっちょに水眠亭に集合した『駄歩だほ友をけなす会』の連衆。
正面が水眠亭で、右にサクジイ、そして右手前のハゲっちょが珍辰である。
屁散人は11年前、この3人と一緒に矢板から黒羽、雲巌寺まで歩いた。
この辺のことは『駄歩だほ日記』に書いてあるので、みなさん本を(たくさん買って)読んでね♪
また今回は、水眠亭に囲炉裏が復活して最初の記念集会でもあった。
このあと句会をしながら痛飲、痛罵、翌日も朝から飲みますた。
のはとうじぇんのこと。
第7弾 昨日のお貯め(とりあえず貯めとこ♪ 目標円未定 3月1日開始)
お投入=0円~♪
ご累計=3,084円~♪
■昨日のあんよの歩き(目標1時間以上!)
0分
・寝てばかりいました♪