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裁定


どーいうわけか、今日は火曜だとばっかり思っていた。

水曜日かぁ……。

人と話しててつじつまが合わなかったのは、そのためだったんだな。

昨夜は、8時半に寝ちゃったからかなぁ。

寝過ぎなのかなぁ。

それとも、もう、始まってしまったのか?

老化が。

おととい、


     企業年金連合会老齢年金裁定請求書


という、漢字が16個も並んだ書類が届いた。

何だべそ、と中身を読んでみたら、これに必要事項を書き、住民票などの必要書類を添付して連合会に送ると、年金が貰えるらしいのだ。

んで、その年金というのは、屁散人が大学卒業後、初めて務めた会社が加入していたのだった。

その酒類販売会社には、20ヶ月しか勤めておらず、年金といっても微々たるもんだろうけれど、いただけるだけありがたや~♪である。

もっとまじめに働いていたら、とは思うものの、軟弱・いい加減路線は、若い時からの根本中堂、こーゆー生活になってしまったのも、今から思えばすでに当時から種がまかれていた。

否、種から芽を出し、すくすくと育ち始めていたのだった。

書類は簡単なものだった。

年金手帳と通帳のコピー、住民票、それに裁定請求書に書きこんだものの4点揃えればよい。

裁定請求書といったって、名前・電話番号・通帳番号、それに認印を押すだけのもの。

たったこれだけのものを封筒に入れて住所を書き終わる(住所は印刷したものを貼っただけ)のに、1時間近くもかかったような気がする。

年金手帳と通帳のコピーは、自分ちのファックソ機で1分もかかんないし、裁定請求書を書くのだって5分とかからない。

なのに……。

どこでどー時間を使っているのか、自分でもよく分からぬ。

もともとこういう作業が苦手っつことはある。

すかそ、いくらなんでも時間のかかり過ぎではないか。

そして、その原因らしいものに、今、激しく気がついた。


     企業年金連合会老齢年金裁定請求書


の中の、


     老齢


の一語に、心の奥底が激しい拒否権を行使したのではないか。


「あ~、屁散人はもう、老人なんだ! ジジィなんだ! もう、若さなんかこれポッチも無いんだ!」


これを認めたくない。


すかそ、人が何と言おうと、企業年金連合会は、


「あんたはね、もう、老齢なの。憚りなく老人なの。後戻りは、け~~っして出来ないのね。ザマーミロっち! がはは~♪ あ~、気持ちいい~~♪」


と言ってるのだ。

さらに、国も、


「お前なんかジジィだ。や~い、や~い、ジジジジジジジジィ~♪」


っつ烙印の出来たて熱々を、たーっぷり屁散人に押しつけてくれたのだ。

お前は、もう60歳なのだ。

老人なのだ。

高齢者なのだ。

それは、決定事項なのだ。

そーして夜中、うつらうつらしていながら、


     あと2週間で50代ともお別れなんだなぁ……


と気がつくと、30歳になる時、40になる時、50に突入する時には全く感じなかった、


     寂しさ


みたいな感情が、ふつふつと湧いてくるのだった。








モズ・石蕗 001.JPG

今朝、隣の梅の木に来て鋭く鳴くモズ。
朝日が眼に映じているね。







 
[いす]第6弾 昨日のお貯め(ガスレンジを買うぞ! 目標35,000円 8月30日開始)

     お投入=177円~♪ 
     
     ご累計=10,468円~♪


■昨日の運動(1月1日より 目標年間通算各10,000回!)

 ・腹筋=0回      通算=240回  
 
 ・腕立て伏せ=0回   通算=390回

 ・背筋=0回      通算=280回


■昨日のあんよの歩き(目標1時間以上!)  
  
 [TV] 2時間40分

 ・屁見庵→池上7~5~4~3丁目→金谷→坂本→坂本トンネル→屁見庵

 ・屁見庵←→汐入←→若松町






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