セリギン
雨はぽつぽつになったけれど、強い風が吹いている。
大きな雲本体は三浦半島を抜けちゃってるから、これからは晴れるんでしょね。
今日、神奈川県半周的句会に出掛ける身にとっては大いに助かる。
句会といえば、先日、珍辰と「競り吟(せりぎん)」というものをやった。
「競り吟」というのは、題を出し、早く出来たものから句を1枚の半紙に書いて行くという、競詠である。
んだから、オレ出来たから、はい、次お前さんね、という風ではなく、同じ人でも出来たらどんどこ書いて行くことになる。
これを珍辰とやった。
ただし、「冬」だの「湯豆腐」だの何だのといういわゆる「席題」ではなく、音楽を聴きながら、俳句の早出し競争をしたのだった。
聴いたのは、ブラームスの「交響曲第4番」とスメタナの「モルダウ」である。
これを聴きながら、そのイメージを次々俳句に詠んで行くのである。
音楽というものは、どんどん曲の表情が変わる。
おおっ!
と、喜びバンザイなメロディが流れたと思ったら、一気に落胆、どん底の表情を見せたりするので、俳句で追いかけるのは結構忙しくて難しい。
ブラ4とスメモル両方合わせて、演奏時間はおそらく1時間ほどであろう。
1枚の紙を珍辰とやりとりしながら、頭を抱え、腹を笑い、机をこぶしでたたき、ついでにあすこを揉みほぐして俳句を作った。
出来なんてどーでも良いのである。
拙速すべて!
である。
内容云々ではなく、とにかく早く作ること、これだけである。
そうして作りっぱなしである。
「んなことやって、どーすんのー?」
という疑問があるかもしれないが、俳句というものはいろんなやり方があるのである。
この「競り吟」という遊びは、子規たちが始めたらしい。
子規や虚子、碧梧桐(へきごどう)らが集まってはわいわいやっていた。
これが子規たちの発明だとすれば、われわれがやっている、いわゆる句会という方式よりも、子規たちは遥かに自由で、工夫しながら俳句を楽しんでいた、ということである。
すでに、われわれは、頭が硬くなっちゃっていたのである。
あすこが柔らかくなる一方なのとは、反比例していたのだった。
面白いことに、「競り吟」が終わった後、何故か知らないが、脳血管の血栓が溶解したような気がした。
気の通りが良くなった、と言った方が良いか。
いい句を作ろうというより、何でもいいから言葉を次々放り出さねばならぬので、その圧力で気が通ったのではないだろか。
それでどーなったか、というと何も変わったことはない。
そーして、別に変わらなくたっていいのである。
ちなみに、この時、珍辰の数は覚えてないけど、屁散人は31句+未完成2句であった。
平均すれば、大よそ2分に1句ということになる。
珍辰も同じようなものだったろう。
意外に作りやすく感じがしたのは、ブラ4の第4楽章で、ここは変奏曲形式だから、変装・・・変奏のたびに気分が変わるので面白かった(ような気がする。酔ってたもん♪)。
んでもって、終って気がついてみれば、ブラ4のばやい、秋か冬の季語だったのに、スメモルでは春と夏の季語だったことだ。
意識してやったわけではない。
その曲の持っているものが、しじぇんに屁散人の中に反映された、ということであろう(かなぁ~)。
まぁ、いずれにせよ、飲みながらだからね、これが一番なんじゃね。
そうなんだよね。
と~ん♪
今日の干しもの
・舞茸(2パック)
・蕪の葉っぱ(3株分)
お体重セット(目標:朝の腹ペコ体重=64キロ 7月5日開始)
昨夜の満腹体重=69.4キロ(当初70.8キロ比 -1.4キロ)
朝の腹ペコ体重=68,2キロ(当初68.5キロ比 -0.3キロ)
第3弾 昨日のお貯め(日本国語大辞典購入!目標47,250円 8月31日開始)
お投入=842円~♪
ご累計=37,052円~♪
屁見庵から下界へご降臨する階段。ゴミ出しの階段でもある。
2010-12-08 06:52
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コメント(6)
神様も、、、ゴミ出しなさるんですねv(^皿^♪)
by emuzu (2010-12-08 11:24)
こんにちは。
前記事のコメントの削除、お世話をおかけいたしました。
ありがとうございました<(_ _)>
ところで、「競り吟」はとっても楽しそうですね♪
クラシックを聞きながら俳句を詠まれたわけですね。
それから、ゴミ出しの階段の落ち葉が色とりどりでとっても美しいです~
実際に見てみたいですね(*^_^*)
by hirochiki (2010-12-08 16:08)
→emuzuさん
あい、屁見の神様、なかなかに庶民的なよーで、どーも人任せには出来ない性分のようですな。
ゴミ出しをすると、神様、はぁはぁいいながら階段を昇って来ます。
神様やめれば楽になるのにねぇ。
by 屁散人 (2010-12-08 20:21)
→hirochikiさん
「競り吟」は、初めてやったけれども、なかなか面白いですよ。
しーんとしたところで句を詠むのではなく、がんがん鳴っているその曲から得たものを詠むのだから、気分もいいです。
ジャズでも通う曲でも何でもありだと思いますよん。
神様の階段は、風で落ちた葉っぱでいっぱいでしたね。
これから本格的な冬になる・・・予定だけどなぁ、あったかい。
by 屁散人 (2010-12-08 20:24)
セリギンって、競り吟なのね。俳句で遊べたら最高でしょうね。女人禁制じゃないなら、次は混ぜてね。
by あおばばばぁちゃん (2010-12-09 15:57)
→あおばばばぁちゃん
んだっす~。
屁散人も初めて知ったんだけど、曲の時間が限られてるから、これがいいのかもしれないなぁ。
曲調がドンドコ変わるし、時間は短いしで、緊張感あるよ。
もちりん女人禁制なんつことはないからやりましょね。
by 屁散人 (2010-12-09 18:38)