歩いて遅漏
細々とした雨が降ったりやんだり。
今朝も涼しいですな。
昨日は、屁見コミュニティセンター主催の『歩いて知ろう逸見・安針塚~海路編~』講座の2回目。
JR田浦駅に1時集合(夜じゃないよ♪)、そこから史跡と海岸線をたどり、JR横須賀駅まで歩こうというのである。
爽やかな晴天のもと、老々男女30人ほどが勇ましく出発。
先導は、山本詔一さんである。
すかそ、それにしても、老々男女の歩くのが早いこと早いこと。
ぶらぶらしてたら置いていかれてしまう。
後ろから見てると、体が傾いてたり、がに股だったり、歩くと体が左右に触れたり、
ダイジャブかなぁ・・・
と思うのだが、なんのそんの、がにつつ、傾きつつ、うつむきつつ、わしわしと歩く。
山本さんは、あちらこちらで立ち止まり、みんなを集めて解説をしてくれる。
「ここは船越トンネルといって、明治26年に出来た素掘りのトンネルなんです」
「ほぇ~」
「これで海岸線を回って行かなくて済むようになった。横須賀で2番目に古いトンネルなんです」
「ほぇ~」
「みなさん、横須賀市というのは、日本で一番トンネルが多い町なんです」
「ほぇ~」
「どのくらいあると思いますか?」
「ほぇ~」
「違うの、こちらから聞いてんの」
「さぁ・・・」
「横須賀は、電車、自動車、防災トンネルなんかを含めて100本以上あるんですよ」
「ほぇ~」
「じゃ、お隣の三浦市は何本あるか分かりますか?」
「・・・・・」
「三浦市には、1本です。しかもそれは平成に出来たものなんです」
「ほぇ~」
てな具合に、ほぇ~を連発しながら、山本さんについて行く。
田浦には先年移転した関東自動車の敷地があり、そこは元海軍水雷学校のあったところで、ここで水雷術を教えたんだそうだ。
ここでは、あの『坂の上の雲』の主人公の一人であるあの秋山真之(さねゆき)も学んでいた!(ちなみに屁散人、『坂の上の雲』の第8巻、つまり最終巻に先日突入しますた♪)
「すみませーん、ここの写真を撮らないでくださーーいっ!」
おバーサンが、海上自衛隊の第2術科学校を撮影しようとすると、門にいた自衛隊員が、頭の上で大きく両手を振って中止させた。
ここは明治34年に、日本で初めて無線電信術の教育を行ったところだそうだ。
当時は水雷学校の中にあった。
日露戦争の日本海海戦で大活躍した三六式無線電信機。
その開発者である木村駿吉もここで教えていた。
『坂の上の雲』が『坂の途中の雲』くらいに身近になった感じだ。
まぁ、そんなこんなで2時間余でJR横須賀駅に無事到着、バラの咲き乱れるヴェルニー公園で解散となった。
この後は、生ビール、焼酎の大歓迎会を自ら行い、あとは推して知るべし~♪
次の最終回は、軍港クルーズである。
どんな話が聞けるか楽しみだ。
ね~ん♪
昨日のお貯め(目標金額:69,800円! TEACのオーディオを買うのだ!)
・投入~♪=616円~♪
・あと~♪=22,460円な~りぃ~♪
、『歩いて知ろう逸見・安針塚~海路編~』の受講者の一行。
田浦にある軍事用の引き込み線の上を歩く(今は廃線)。
この先に見えるのが比与宇(ひよう)トンネルで、この中で弾薬の積み下ろしが行われたという。
トンネルをくぐり、右にカーブすると、横浜ベイスターズの横須賀グランドがある。
2010-05-29 07:51
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コメント(4)
老老男女の歩く速度は侮れないのです。んで、近所のふらふら歩こう会に誘われてるけど、のんびり歩いてるから誰でもだいじょーびというのが信じられなくて、まだ参加した事がないのでした。
by あおばばばぁちゃん (2010-05-29 09:15)
→あおばばばぁちゃん
んだ、んだ。
倒れそうに見えるけれど、な~になに、達者なものだもんね。
のんびりあるいていても持久力があったり。
んでも、気軽に話しかけてくれるおっさんもいて、また、いろんなことを教えてくれる人もいるから、面白いよ。
浅蜊の取れるところとか、しじみが捕れるところを教えてくれたし。
by 屁散人 (2010-05-29 12:51)
100本以上ってのも驚きですが
以上って、、、正確には何本なんでしょうね
103本かも知れないし、、、199本かも知れない
三浦の1本は毘沙門の所ですね^^
by emuzu (2010-05-29 13:31)
→emuzuさん
トンネルというものの定義の仕方で数え方も変わるんでしょうけど、まぁ、横須賀は日本1的にトンネルの数が多いのは間違いないようです。
そーいえば、横須賀のトンネルの写真ばかりが載った本がありました。
欲しいと思ってたんだけど、タイトル忘れちゃったし・・・。
三浦は毘沙門のところですか。
あすこらへん、何べんも歩いてるんだけど、記憶にないのは、あ~あ、だなぁ。
by 屁散人 (2010-05-29 16:23)